2023.07.20

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が停止する病気です。主な原因は、上気道の筋肉の緩みや喉の異常なしまりにより、空気の流れが妨げられることが挙げられます。

睡眠時無呼吸症候群の特徴的な症状は、いびきや突然の無呼吸発作です。これにより、睡眠の質が低下し、昼間の眠気や集中力の低下、イライラなどの生活の質に影響を及ぼします。また、無呼吸の発作による酸欠は、心血管系や脳に悪影響を及ぼす可能性があります。

特に、肥満、加齢、喫煙、アルコールの過剰摂取などのリスク要因がある方に発症しやすく、睡眠時無呼吸症候群は放置すると重篤な合併症を引き起こすおそれがあります。

診断は、睡眠時の呼吸の記録や睡眠検査(ポリソムノグラフィー)を行い、無呼吸の回数や重症度を評価します。

治療法としては、体重の適正化、アルコールの摂取を控える、寝る前の大食いや胃もたれを避けるなどの生活習慣の改善が重要です。また、CPAP装置を用いて上気道の開放を促す治療法もあります。

早期の診断と適切な治療により、睡眠時無呼吸症候群の症状を改善し、合併症の予防に努めることが大切です。睡眠の質を向上させ、健康で快適な生活を送るためには、専門の医師の診療を受けることをお勧めします。

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